【JavaScript】concat()の基本! 配列や文字列を簡単に結合・コピーする方法
JavaScriptのconcat()メソッドは、配列や文字列の結合に役立つ強力なツールです。この記事では、その基本的な使い方から応用例までを詳しく解説しました。concat()を使えば、データの結合や変更を安全かつ効率的に行えます。
3行で要約すると:
concat()
は配列や文字列を結合するJavaScriptのメソッドです。- 新しい配列を返す特性を持ち、元のデータは変更されません。
- 複数の配列や文字列を結合する際に非常に便利です。
「concat()」の基本的な使い方
「concat()」とは?
JavaScriptには配列や文字列を結合するための便利なメソッド、concat()
が用意されています。concat()
は元の配列や文字列を変更せず、新しく結合された配列や文字列を生成して返します。
例:
let fruits1 = ["apple", "banana"];
let fruits2 = ["cherry", "date"];
let combinedFruits = fruits1.concat(fruits2);
console.log(combinedFruits); // ["apple", "banana", "cherry", "date"]
「concat()」の使用例4つ
複数の配列を結合する
let array1 = [1, 2];
let array2 = [3, 4];
let array3 = [5, 6];
let result = array1.concat(array2, array3);
console.log(result); // [1, 2, 3, 4, 5, 6]
一つのconcat()
メソッドで複数の配列を一度に結合することができます。
文字列を結合する
let str1 = "Hello, ";
let str2 = "world!";
let greeting = str1.concat(str2);
console.log(greeting); // "Hello, world!"
concat()
は文字列にも使用でき、簡単に文字列を結合することができます。
配列と値を結合する
let numbers = [1, 2, 3];
let result = numbers.concat(4, 5);
console.log(result); // [1, 2, 3, 4, 5]
単一の値と配列を結合することも可能です。
二次元配列を結合する
let outerArray1 = [[1, 2], [3, 4]];
let outerArray2 = [[5, 6]];
let combinedArrays = outerArray1.concat(outerArray2);
console.log(combinedArrays); // [[1, 2], [3, 4], [5, 6]]
二次元配列もconcat()
メソッドで結合することができます。
「concat()」と「spread構文」
「spread構文」とは?
「spread構文」は...
という記号で、配列やオブジェクトを展開する時に使われるES6の機能です。
例:
let arr1 = [1, 2];
let arr2 = [...arr1, 3, 4];
console.log(arr2); // [1, 2, 3, 4]
「concat()」と「spread構文」の違い
concat()
メソッドと「spread構文」の主な違いは、記述方法と使い方にあります。しかし、結果としては同じような動作をします。
例:
// concat()
let array1 = [1, 2];
let array2 = array1.concat([3, 4]); // [1, 2, 3, 4]
// spread構文
let array3 = [1, 2];
let array4 = [...array3, 3, 4]; // [1, 2, 3, 4]
「concat()」を使用する際の注意点
元のデータは変更されない
concat()
は元のデータを変更しない点を理解することが重要です。
let original = [1, 2];
let combined = original.concat([3, 4]);
console.log(original); // [1, 2]
「concat()」の意味や使い方・使用例まとめ
concat()
メソッドは、配列や文字列を簡単に結合するための非常に便利なツールです。元のデータを変更せずに新しいデータを返す特性も持っています。初心者にとっては、データの結合やコピーを行う際の基本的なツールとして覚えておくと良いでしょう。